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豊富な謎解きが用意された 2.5D アクションアドベンチャーゲーム

Flipping Death』の 2.5D グラフィックスを Unity でどのようにして実現したのか

Flipping Death: Unityで作る2Dゲームのケーススタディ

Zoink Games のヒット作品である『Zombie Vikings』や『Stick it to the Man』は、風変りであったり漫画っぽさのあるビジュアル、そしてセンスの良さでよく知られています。最新のゲーム『Flipping Death』においては、革新的な物理と 2D/3D アートセンスの融合が、特別な体験の基礎となっています。

ゲーム

Flipping Death, 2.5D の高画質なグラフィックスによるアクションアドベンチャーゲーム

目標

Zoink Games の特徴的なスタイルに合った迫力満点なゲーム体験を提供する

対応プラットフォーム

Nintendo Switch(他のプラットフォームについては後日発表)

チームメンバー

25 名

所在地

Gothenburg、スウェーデン

Zoink は『Flipping Death』で、Unity の導入により新しいことを試す余裕を得たことで、ユニークで魅力あるものを制作できました。このゲームは奇妙かつカラフル、そして滑稽な 2 つの並行世界を、物理エンジンによって巧みに表現したアクションアドベンチャーゲームです。プレイヤーは、人間の住むひなびた村と、幽霊のすみかを行き来しながら進めていきます。

Unity によってなし得たこと

  • テクニカルアーティストがプログラマーに依存することなく自由にアートスタイルを表現できるようになった
  • 数週間で新しいプロトタイプを作成可能に
  • Xbox、PS4、Nintendo Switch のリリース準備が数日でできた
Flipping Death: Unity for 2D games case study
Zoink Games の開発者、Rasmus Jarl 氏が 2D/3D グラフィックスの独自の組み合わせで制作した『Flipping Death』について語ります。

2.5D グラフィックスの特殊な使い方

Flipping Death』のアートスタイルと物理的挙動を得るために、「奇妙な生活」と「死後のカートゥーンワールド」の二重性を反映する必要がありました。Zoink は Unity エンジンの 2D/3D へのサポートを基盤にしてこの 2 つを組み合わせようと試み、そしてそれを実現させたのです。

「私たちのプレイスタイルは 2D を中心としており、プレイヤーが非常に進めやすく、楽しんでプレイしていただけます。また、ゲームを装飾する上で 3D アートスタイルを使用し、実にいい感じの表現も取り入れています」と、本作のリードレベルデベロッパー、Rasmus Jarl 氏は語ります。

また、「Unity の 2D エンジンはゲームの基本的なテーマを支援するだけでなく、ゲームの世界をひっくり返せる力もあるので、すべてをより面白くすることもできました。2D ゲームのように印象深いビジュアルを表現できる一方で、3D を使ってプレイヤーを驚かせることもできます」とも語りました。

プロトタイプを数週間で準備

Zoink はゲームの発想力に定評があり、Unity はこれを 2 つの主要な方法でサポートしています。まず、エンジンに拡張性があったこと。そして短期間でプロトタイプを準備できたことで、容易にゲームを体験できる状況を生み出せたのです。

「Unity の良いところの 1 つは、イテレーションと新しいことを試すことが本当に簡単だということです。新しいゲームのアプローチをまとめ、数週間でプロトタイプが準備ができることにより、価値のあるものを作り続け、それを改善する時間を確保できることはとてもうれしいことです。『Flipping Death』のプロトタイプが完成したとき、すでに作品がなかば完成したかのように感じました」と Jarl 氏は語ります。

独自のワークフローを構築

Zoink が Unity に感じている利点はほかにもありました。それは、エディターを拡張することで作業方法に合わせた独自のツールを作成できることです。

「Unity には多くの機能がありますが、そのすべてがゲームに特化したものではありません。しかし、Unity の良いところは、独自のツールを追加するのが非常に簡単にできる点です。つまり、誰よりも自分のゲームをよく理解しているあなたが独自のワークフローを作成し、実にうまくゲームに合わせることができます」と Jarl 氏は語ります。

たとえば、『Flipping Death』は他のゲームのようにストーリーテリング、パズル、決め台詞、ユーモアを交えてユーザーの関心を惹きます。従って、これらの要素を容易に作り出せるように Unity を拡張しました。

「私たちのゲームでは多くのカットシーンや特化したイベントが必要なため、独自にカスタムメイドのイベントシステムを追加しました。このようにして、私たちはデザイナーに作業をまかせ、コード化する作業も必要なく 1〜2 週間でまったく新しいステージを完成させることができます」と Jarl 氏は語ります。

Unity editor extended with custom event system この画像は、Zoink Games が Unity エディターに追加したカスタムメイドのイベントインスペクターを示しています。

Unity で Zoink のアーティストの創造性を解放した方法

Zoink のワークフローの主な特徴の 1 つは、アーティストの感性が大きな部分を占めていることです。Jarl 氏は Unity の機能豊富な パーティクルシステム が、アーティストがゲームにおけるクリエイティブな感覚を発揮しやすくした、と語ります。

「パーティクルシステムは、アーティストに『Flipping Death』の開発中にいろいろと実験をする自由を与えました。たとえば、雷雨の中の雷を実装して、Unity パーティクルスライダーを使ってライトを反射させることができます。私にとって、パーティクルシステムをコーディングしないで済むのは本当にうれしいことです」と語ります。

Unity particle systems effect

アートのインポートがとても簡単になりました

Unity でアーティストが創造力の発揮に専念しやすくさせた方法のもう 1 つの例は、3ds MAX と Photoshop から直接、かつ、容易に Unity へとインポートすることができる点です。モデルには FBX 形式を使い、テクスチャは PNG 形式として、これを FBX 側で検索し、リンクするようにします。

「アートで Unity を使えるのは本当にうれしい。プロジェクトに入れてカスタマイズするだけで機能するからね。すべての機能は前に私が使っていたシステムに比べてシームレスに機能するんだ。モデルを別のプログラムに入れてからフォルダーに入れてロードする必要もない」と Jarl 氏は語ります。

「弊社のテクニカルアーティストが Unity を扱えるおかげで、私はインポートについてまったく頭を使う必要がないんだ」と語ります。

数日でリリースの準備ができる

もう 1 つ、Unity によって簡単になったと感じたのは、Nintendo Switch のような比較的新しいものを含めて、様々なプラットフォームにリリースすることです。

「Nintendoは、Unity が Switch に対応するにあたり、高品質のプラットフォームたり得ることに専念しています。Nintendo はドキュメントを始めとするすべてを Unity に適用させるべく熱心に取り組みました」

すべての主要プラットフォームの背後にある企業と Unity との緊密な関係を維持することに加えて、Jarl 氏は Unity に本来備わっている、主要プラットフォーム向けにゲームを作成することの容易さについて高く評価しています。

「Xbox、PS4、Switch 向けに、Unity のゲームをリリースしています。Unity でクールな機能の 1 つは、数日でゲームを実行することができて、ハードウェアでそのゲームを再生し確認できることです。リリースに向け、複数のプラットフォームに向けた内容を最終的に修正するということも、驚くほど簡単に行なえます」

「Unity の 2D エンジンはゲームの基本的なテーマを支えるだけでなく、ゲームの世界観をひっくり返して、すべてをより面白くする力もありました。さらに、2D ゲームのように印象深いビジュアルを表現できる一方で、3D を使ってプレイヤーを驚かせることもできます」

— Rasmus Jarl、Zoink Games(『Flipping Death』リードレベルデザイナー)

Unity でどうやって 2D ゲームを作るのですか?

Unity で 2D ゲームを制作する際、時間を短縮するためのヒントや、役立つ情報、リソースを備えた実践的なガイドを参考にしましょう。

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