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The Heretic

Adam』や『Book of the Dead』のクリエイターであり受賞歴を持つ Unity のデモチームは、『The Heretic』という新しいショートフィルムを制作しました。このショートフィルムは、コンシューマークラスのデスクトップ PC で 1440p、30fps で実行されるリアルタイムのシネマティクスです。このプロジェクトの最初のパートは GDC 2019 で公開されました。

GDC で公開された『The Heretic』を見る

そのまま使えるビジュアルクオリティー

The Heretic』では、HD レンダーパイプライン(HDRP)など Unity の幅広いグラフィック機能が使われています。2019 年には、Unity のビルトインエリアライト、高品質なシャドウ、ボリューメトリック、リフレクション、高度なマテリアルなどを利用して、リアルタイムでシネマティックビジュアルに近いクオリティを実現できるようになります。

The Heretic』デモのシネマティックな見た目は、HDRP に組み込まれた Unity の最新バージョンのポストプロセッシング機能(モーションブラー、ブルーム、被写界深度、フィルムグレイン、カラーグレーディング、Panini プロジェクション)を使って制作されました。

HDRP は今年中に公開される Unity 2019.3 でプレビュー版から製品版になります。

『The Heretic』のリアルタイム VFX ワークフロー

制作チームはこのプロジェクト全体で、ボリューメトリック環境の増強を実現するため、そして既存のコード駆動型の VFX を拡張するために、さまざまなエフェクトに Visual Effect Graph を採用しました。

Unite Copenhagen にて、Adrian Lazar と Andy Touch が『The Heretic』の第 2 部で Visual Effect Graph をどのように活用してキャラクターを作成したかについて説明しました。GPU パーティクルでシミュレーションを作成することで、チームのアーティストはキャラクターのシェイプ、ジェンダー、外観、動作を変更できます。パーティクルはアーティストの操作にリアルタイムで応答するので、加えた調整が最終フレームでどのようになるのか即座に確認できます。

Visual Effect Graph の詳細を見る

リアルなデジタル人間の創造への挑戦

芸術面と技術的面で最大の課題は、アニメーション化したフォトリアリスティックな人間です。『The Heretic』はそれに取り組む Unity の最初の試みであり、パイプラインと品質のバーを確立することを第一の目的として非常に保守的に調査されています。

デモチームのパイプラインでは、テクスチャーやポーズの高品質なセットと真に迫ったリアルな動きの両方を得るために 3D と 4D のスキャニングが組み合わされています。それは、商用ベンダーのサービスに基づいていて、高品質なスキャニングでは Infinite Realities、高精度のデータプリプロセッシングでは Russian 3D Scanner、フェイシャルリグでは Snappers のそれぞれのサービスを利用しています。

アクターの演技のリアリズムを維持する 4D スキャンデータは、3D スキャンで取得したミクロの表面のディテール、しわ、毛穴などを再現することによって補完されています。このアプローチでは、2 つの手法を個別に使うより優れた結果が得られます。デジタル人間を再構築するためのパイプラインは、専用のアタッチメントツールでまつげ、眉毛、無精ひげ、そして髪の毛をアタッチすることで完成させました。デモチームは、ユーザーが自分のプロジェクトでも使うことができるように、その映像作品でデジタルヒューマンの制作に使われた手法とシェーダーをパッケージ化する準備を進めています。

HDRP に、髪の毛、目、布地用のマスターノードが組み込まれた、シェーダーグラフが同梱されるようになりました。目のマスターノードにより、コースティクスや屈折が適用された、リアルな人間の目を表現できます。チームは髪の毛のマスターノードを使って、主人公キャラクターの無精ひげとまつ毛を制作しました。

『The Heretic』の背景にあるテクノロジーを発見する

Unite Copenhagen 2019 にて、Unity のエバンジェリスト Mark Schoennagel が、チームが HDRP、ポストプロセッシング、VFX Graph などの機能を活用して、リアルなパーティクルシミュレーション、プロシージャルに生成されたキャラクター、その他のリアルタイムエフェクトを制作できるようになったかについて、具体的に説明しました。また、回廊から洞窟の環境へのラップの遷移がどのように機能したかについても説明しています。

デモを見る

以前のデモ

Unity のデモチームは、視覚的に強烈かつ物語で人を引き付ける多くのデモを高い忠実度で制作して、リアルタイムレンダリングの絶え間ない発展を示してきました。このチームはウェビー賞を 2 度受賞し、映画祭やオンラインで高い評価を受けています。

Unity のデモの制作について

デモチームのプロダクション組織は、自主的でクリエイティブなプロジェクトを通じて Unity の高度な使用方法を推進しています。デモチームはクリエイティブディレクターの Veselin Efremov 氏が率いる経験豊富なゲーム専門家集団であり、Veselin がデモを書いて監督し、最終的な見た目に責任を持ちます。

グラフィックスに重点を置きながら、チームは Unity で実現できることの限界を探求しています。このチームは、プロダクション組織全体を激しい技術的イノベーションの最先端に放り込むという、時には痛みを伴うようなリスクを冒すことに前向きで、かつそれが実際に可能なチームです。

クレジット

Demo Team

脚本、監督、撮影監督

Veselin Efremov

プロデューサー

Silvia Rasheva

テクニカルディレクター

Robert Cupisz

シニアプログラマー

Torbjorn Laedre
Lasse Jon Fuglsang Pedersen

アートディレクター

Georgi Simeonov

アニメーションディレクター、テクニカルアニメーション指揮

Krasimir Nechevski

キャラクターアート、シミュレーション

Plamen ‘Paco’ Tamnev

エンバイロメントアート指揮

Julien Heijmans

VFX アート

Robert Cupisz
Cyril Jover
Vladimir Neykov

アディショナル VFX アート

Adrian Lazar

シミュレーション

Zdravko Pavlov

システムプログラマー

Malte Hildingsson

ジュニアプログラマー

Dominykas Kiauleikis

キャスト

Gawain

Jake Fairbrother

アディショナルアート

サウンドデザイナー

Aleksander Karshikoff

音楽作曲家

Fredrik Emilson

エンバイロメントアート

Treehouse Ninjas

スキャンされた環境アセット

Quixel

オーディオプロダクション

Pole Position

モーションキャプチャー

Aneta Spasova

アニメーション

Aneta Spasova
Hugo Garcia
Anders Brogaard Jepsen
Christian Kardach

絵コンテ

Nikolay Toshev

カメラモーションキャプチャー、カラーグレーディング

Mihail Moskov

キャスティングエージェンシー

Side UK

リギング

Frederik Bjerre-Hyldgaard

シェーディング

Nicholas Brancaccio

3D および 4D スキャニング

Infinite Realities
4DMax

4D データプリプロセッシング

Russian3DScanner

アドバンストフェイシャルリグ

Snappers

Unity Technologies R&D

Sebastien Lagarde, Thomas Hourdel, Kuba Cupisz, Jesper Mortensen, Tim Cooper, Yibing Jiang, Marie Fétiveau, Jean Blouin, Julien Fryer, Paul Demeulenaere, Sean Thompson, Rune Stubbe, Julien Ignace, Francesco Cifariello Ciardi

スペシャルサンクス: Natasha Tatarchuk

© 2019 Unity Technologies ApS

『The Heretic』に対するプレスの反応

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